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【川口市・福祉と健康ガイド】医療・介護保険・障害者手帳と「リハビリテーション」を徹底解説!当事者と家族が「明日からできること」と専門用語集

こんな人に読んでほしい!
  • 突然の病気(脳卒中、骨折など)や大ケガで、今後の生活やリハビリが続けられるか不安な当事者・ご家族
  • 「リハビリを続けたいけれど、期限が切れると言われた」「デイサービスとデイケアの違いが分からない」とお悩みの方
  • 親の介護や認知症の症状が急に始まり、「どこにどう相談すればいいか分からない」と戸惑っているケアマネジャーやご家族
  • 事故や疾病で障害を抱えることになり、身体障害者手帳の申請方法や、受けられるリハビリ・福祉サービス(医療費助成や各種割引)を知りたい方
  • 川口市、埼玉県、厚生労働省が提供している公的な健康サポート・福祉サービスを賢く活用し、自分らしい生活(ADL・IADLの向上)を取り戻したい方

目次

  1. 医療費の不安を和らげる!川口市で受けられる「医療保険」と負担軽減制度
  2. 1-1. 高額療養費制度による負担の大幅カット
  3. 1-2. 川口市の国民健康保険・後期高齢者医療保険
  4. 1-3. マイナンバーカードの健康保険証利用によるスマートな医療
  5. 【徹底比較】リハビリテーションの基礎知識:医療保険と介護保険の違い
  6. 2-1. 急性期・回復期を支える「医療保険リハビリテーション」
  7. 2-2. 生活維持と自立を支える「介護保険リハビリテーション」
  8. 2-3. リハビリを支える3つの専門職:PT、OT、STとは?
  9. 家族の介護や老後に備える!「介護保険」の仕組みと川口市での申請ステップ
  10. 3-1. 介護サービスを利用するための「要介護認定」申請の流れ
  11. 3-2. 川口市の先進的な高齢者支援・元気づくり
  12. 暮らしと経済的な安心を支える!「身体障害者手帳」のメリットと川口市での申請手順
  13. 4-1. 身体障害者手帳を取得するメリットと受けられるサービス
  14. 4-2. 身体障害者手帳の具体的な申請ステップ(川口市の場合)
  15. 孤独や生活の不安を一人で抱えないで!川口市と国が提供するセーフティネット
  16. 5-1. 生活にお困りの方向けの相談窓口と「生活保護」
  17. 5-2. 心の健康を守る「かわぐちメンタルヘルスガイド」
  18. 5-3. 最適なリハビリ科のある病院を検索できる「医療情報ネット」
  19. 【明日からできる】あなたや家族を救うためのネクストアクション3ステップ
  20. ステップ1:現状の「困りごと」や「身体の様子」をメモに書き出す(整理する)
  21. ステップ2:必要な情報を手元に用意する(準備する)
  22. ステップ3:川口市の専門窓口や地域包括支援センターに連絡する(行動する)
  23. 専門用語クイック辞書(これだけは知っておきたい用語集)
この記事の要約

突然の病気やケガ、あるいはご自身やご家族の加齢に直面したとき、生活や将来に対して強い不安を抱くのは自然なことです。特に「以前のように動けない」「リハビリはいつまで続けられるのか」といった不安は、当事者やご家族にとって深刻な課題です。しかし、どのような状況になっても、行政(川口市、埼玉県、そして国)にはあなたの生活、健康、さらに身体機能の維持・回復を支えるための様々な公的サービスやリハビリテーションの仕組みが用意されています。

本記事では、川口市にお住まいの当事者の方やご家族に向けて、「医療保険」「介護保険」「身体障害者手帳」の基本に加え、制度ごとに異なる「リハビリテーション(医療リハビリと介護リハビリ)」の仕組みと選び方、専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)の役割を分かりやすく解説します。また、専門用語を丁寧に解説した「用語解説コラム」を随所に配置し、読んだその日から迷わず行動できるよう「明日からできる具体的な3ステップ(ネクストアクション)」にまとめました。

医療費の不安を和らげる!川口市で受けられる「医療保険」と負担軽減制度

突然の体調不良や大ケガで入院・治療が必要になったとき、まず頭をよぎるのが「経済的な負担」です。日本の公的医療保険制度は非常に充実しており、窓口負担は原則1割~3割ですが、手術や長期の入院が重なると負担額は大きくなります。まずは医療費の負担を最小限に抑えるための基本的な公的支援と、川口市での手続きについて解説します。

1-1. 高額療養費制度による負担の大幅カット

厚生労働省が定める医療保険制度の中核をなすのが「高額療養費制度(こうがくりょうようひせいど)」です。同じ月にかかった医療費の自己負担額が、所得や年齢に応じた一定の「自己負担限度額」を超えた場合、その超えた分が後から払い戻される制度です

あらかじめ医療機関の窓口に「限度額適用認定証(げんどがくてきようにんていしょう)」を提示するか、健康保険証に登録したマイナンバーカード(マイナ保険証)を提示することで、窓口での支払いを最初から限度額までに抑えることも可能です。

用語解説:限度額適用認定証(げんどがくてきようにんていしょう)

所得区分に応じた自己負担限度額を、医療機関の窓口に支払う段階で適用させるための証明書です。これを提示しない場合、一度窓口で3割などの全額を支払い、後から還付申請をする必要があるため、一時的な自己負担が大きくなります。事前に加入している健康保険(川口市国保や健康保険組合など)に申請して入手するか、マイナ保険証を利用することで申請が不要になります。

1-2. 川口市の国民健康保険・後期高齢者医療保険

川口市が運営する国民健康保険や、75歳以上の方が加入する後期高齢者医療保険では、市民の皆様の医療費負担を軽減するための各種申請手続きをサポートしています。
国民健康保険制度に関する加入・脱退、保険税の納付相談、高額療養費の給付手続きについては、川口市役所本庁舎の「国民健康保険課」または各支所で受け付けています。また、75歳以上の方は「後期高齢者医療保険」の適用となり、窓口負担や保険料の減免措置などが受けられる場合があります。

1-3. マイナンバーカードの健康保険証利用によるスマートな医療

厚生労働省が普及を推進している「マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)」を活用すると、以下のような大きなメリットがあります。

マイナ保険証の主なメリット
  • 限度額適用認定証の提示が不要に:窓口でのシステム連携により、自動的に高額療養費の限度額が適用されます。
  • 医療情報の共有:過去の特定健診結果や、他院で処方されたお薬の情報を医師や薬剤師と共有できるため、重複投薬や飲み合わせのトラブルを防ぎ、より安全で適切な医療が受けられます。
  • 確定申告の簡略化:医療費控除の手続きが、マイナポータルを通じて自動的に行えるようになります。

【徹底比較】リハビリテーションの基礎知識:医療保険と介護保険の違い

「リハビリをもっと続けたい」「病院を退院した後、リハビリはどこで受けられるの?」というのは、多くの当事者・ご家族が直面する疑問です。実は、日本の公的リハビリテーションには「医療保険で受けるリハビリ」「介護保険で受けるリハビリ」の2つの大きな枠組みがあり、法律によって厳格にルールが分かれています。この違いを理解することが、適切なケアを受けるための鍵となります。

項目 医療保険リハビリテーション 介護保険リハビリテーション
主な目的 疾患・ケガによる身体機能の回復・改善(急性期・回復期) 日常生活における自立支援・機能維持(維持期・生活期)
対象者 医師がリハビリを必要と認めたすべての人(全年齢) 要支援・要介護認定を受けた方(原則65歳以上、特定疾患は40歳以上)
利用場所 病院、診療所、クリニック 自宅(訪問)、デイケア(通所リハビリ)、介護老人保健施設など
期間制限 標準的算定日数(最大90日~180日など、疾患により異なる) 基本的に期限なし(ケアプランに基づき、必要に応じて継続可能)
優先原則 介護保険の要介護認定者は、原則として介護保険リハビリが優先される 医療保険リハビリからの移行先として広く活用される

2-1. 急性期・回復期を支える「医療保険リハビリテーション」

発症や手術直後から始まるリハビリで、病院の病棟や外来で行われます。主な目的は、麻痺や筋力低下、関節のこわばりなどを最小限に抑え、元の機能に近づけることです。

医療保険リハビリには、厚生労働省が定める「標準的算定日数(ひょうじゅんてきさんていにっすう)」という期限が設定されています。

  • 脳血管疾患等リハビリ:原則180日間
  • 運動器(骨折や関節症など)リハビリ:原則150日間
  • 心大血管疾患等リハビリ:原則150日間
  • 呼吸器リハビリ:原則90日間

この期限を超えると、特別な場合を除き、原則として医療保険でのリハビリは終了、または大幅に回数が制限されます。そのため、退院後の生活を見据えて、次に解説する「介護保険リハビリ」へのスムーズな移行(連携)を準備する必要があります。

日数制限後も、もっとリハビリを続けたい方へ

医療保険のリハビリには日数の制限があります。介護保険の対象にならない方や、より柔軟にリハビリを継続したい方には「自費リハビリ」という選択肢もあります。保険リハビリとの違いを詳しく見てみましょう。

自費リハビリについて見る

2-2. 生活維持と自立を支える「介護保険リハビリテーション」

要介護認定を受けた方が対象となるリハビリで、病状が安定した「生活期(維持期)」に行われます。目的は、単に身体を動かすことではなく、「自宅でお風呂に一人で入る」「車椅子からベッドへ一人で移乗する」「近所に買い物に行く」といった、具体的な日常生活動作(ADL・IADL)の維持・向上です。

主なサービス形態には、以下の2つがあります。

  • 通所リハビリテーション(デイケア):介護老人保健施設(老健)や病院・診療所に通い、リハビリテーション専門職(PT・OT・ST)からマンツーマンの個別リハビリや、日常生活訓練を受けるサービスです。
  • 訪問リハビリテーション:通院が困難な方のために、理学療法士などの専門職が自宅を直接訪問します。実際の生活環境(自宅の玄関、階段、浴室、トイレなど)に合わせ、最も安全で無理のない動作方法の訓練や、手すり設置などの住宅改修のアドバイスを行います。
用語解説:デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリ)の違い
  • デイサービス(通所介護):主に「レクリエーション」「食事」「入浴」「他者との交流」を通じて、日中の預かりやご家族の介護負担軽減(レスパイト)、生活維持を目的としています。
  • デイケア(通所リハビリテーション):医師の指示のもと、リハビリ専門職による「機能回復・訓練」を専門的に行います。リハビリ計画に基づいた本格的な機能向上を目指す場合は「デイケア」を選びます。

2-3. リハビリを支える3つの専門職:PT、OT、STとは?

リハビリテーションを受ける際、専門的なサポートをしてくれるのが以下の国家資格を持つ3つの専門職です。それぞれ得意分野が異なります。

  • PT:理学療法士(Physical Therapist)
    得意分野:寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くといった「基本動作能力」の回復。
    主な内容:筋力トレーニング、関節の可動域を広げる運動、歩行訓練、物理療法(温熱や電気)など。
  • OT:作業療法士(Occupational Therapist)
    得意分野:食事をする、顔を洗う、服を着替える、入浴する、料理・掃除をするといった「日常生活動作(ADL)」や、手先の細かい動作、さらには認知機能の維持や精神面のサポート。
    主な内容:スプーンの持ち方訓練、実際の家事動作に即したリハビリ、生活環境(バリアフリー)の工夫など。
  • ST:言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)
    得意分野:話す、聞く、書くといった「コミュニケーション機能」の訓練や、食べ物を噛みくだいて飲み込む「嚥下(えんげ)機能」の回復。
    主な内容:失語症のリハビリ、構音障害の発声練習、誤嚥(ごえん:食べ物が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎の原因となること)を防ぐための、安全な飲み込みの訓練(嚥下リハビリ)。

「セラピスト」たちの専門性をもっと知りたい方へ

PT・OT・STは、それぞれ異なる強みを持つ国家資格のプロフェッショナルです。リハマッチでは、こうした専門職が一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

セラピストについて詳しく見る

家族の介護や老後に備える!「介護保険」の仕組みと川口市での申請ステップ

日常生活で支援や介護が必要になったら、放置せずに介護保険制度を速やかに利用しましょう。介護保険は、40歳以上の方が保険料を支払い、介護が必要となった際に必要なリハビリや福祉サービスを原則1割〜3割の自己負担で受けられる、国および川口市が推進する仕組みです。

3-1. 介護サービスを利用するための「要介護認定」申請の流れ

介護保険サービスやデイケア、訪問リハビリを利用するには、川口市から「要介護(要支援)認定」を受ける必要があります。申請の流れは以下の通りです。

  1. 相談・申請:川口市役所「介護保険課」または、お近くの「地域包括支援センター」へ相談・申請書を提出
  2. 訪問調査&主治医意見書:川口市の調査員が自宅を訪問し心身の状況を調査。同時に市から主治医へ「意見書」作成を依頼
  3. 審査・判定:「介護認定審査会」にて、医療・保健・福祉の専門家が要介護度(要支援1〜2、要介護1〜5)を判定
  4. ケアプラン作成・サービス開始:ケアマネジャーと相談して「ケアプラン」を作成し、デイケアやリハビリ等の利用をスタート
用語解説:ケアマネジャー(介護支援専門員)

介護を必要とする方やそのご家族の状況に合わせ、どのようなサービスを週に何回利用するかを計画する(ケアプランの作成)介護保険のプロフェッショナルです。サービス提供事業者(デイケア、ヘルパー派遣など)や行政との調整役も担ってくれる、非常に心強いパートナーです。

用語解説:主治医意見書(しゅじいいけんしょ)

要介護認定の審査において、ご本人の心身の状況(持病、認知症の有無、リハビリの必要性など)について、かかりつけの医師(主治医)が医学的な見地から記入する重要な書類です。申請時にかかりつけ医の情報を市に伝えることで、市が直接医師に作成を依頼します。

3-2. 川口市の先進的な高齢者支援・元気づくり

川口市では、すでに要介護認定を受けている方への支援だけでなく、介護が必要になるのを未然に防ぐ「介護予防(健幸)」にも非常に力を入れています。

  • 高齢者元気づくり推進リーダー養成講座:地域全体で「フレイル(健常と要介護の間の、加齢に伴い心身の活力が低下した状態)」を予防するためのリーダーを育成し、体操やサロン活動を市民協働で広げています。
  • 認知症サポーター養成講座:認知症を正しく理解し、当事者やそのご家族を地域全体で温かく見守る「認知症サポーター」の養成講座を随時開催しています。
  • 「さいたま介護ねっと」の活用:埼玉県が運営するポータルサイト「さいたま介護ねっと」を活用すれば、川口市内にある介護サービス事業所や、通所リハビリ(デイケア)を提供している施設を一覧で簡単に検索・比較することができます。

暮らしと経済的な安心を支える!「身体障害者手帳」のメリットと川口市での申請手順

病気や事故の後遺症などにより、身体的な機能に一定以上の永続的な障害が残った場合、申請をすることで「身体障害者手帳(しんたいしょうがいしゃてちょう)」が交付されます。これは、障害のある方が社会で自立し、自分らしく活動するために不可欠な様々な公的支援を受けるための「鍵」となる大切な手帳です。

4-1. 身体障害者手帳を取得するメリットと受けられるサービス

手帳の交付を受けると、障害の等級(1級〜6級)や世帯の所得に応じて、以下のような多岐にわたるサポートを受けることができるようになります。

手帳交付で受けられる主なサポート
  • 自立支援医療(更生医療)の適用:障害を除去・軽減するための手術や、機能回復のための医療リハビリにかかる医療費の自己負担が、原則1割に軽減されます(所得に応じた上限額あり)。
  • 補装具(ほそうぐ)の支給・購入助成:日常生活や仕事をしやすくするために必要な「車椅子」「義肢」「装具」「補聴器」などの購入・修理費用が助成されます。
  • 福祉用具や住宅改修の助成:自宅を住みやすくするための手すりの設置や、和式トイレから洋式トイレへの改修費用、またシャワーチェアやベッド用手すりなどの日常生活用具が給付・助成されます。
  • 各種公共料金・税金の減免:所得税・住民税・自動車税の減税、水道料金の減免、さらには電車・バス・タクシー・高速道路などの公共交通機関の運賃割引が受けられます。

4-2. 身体障害者手帳の具体的な申請ステップ(川口市の場合)

川口市で身体障害者手帳を申請する手順は以下のステップで行います。

  1. 障害福祉課または各支所へ相談:まずは川口市役所本庁舎の「障害福祉課」またはお近くの支所の福祉窓口に相談し、必要となる申請書と、障害の部位に応じた「身体障害者診断書・意見書」の専用用紙を受け取ります。
  2. 指定医による診断書の取得:手帳の申請には、身体障害者福祉法第15条に基づく「指定医(15条指定医)」による診断書が必要です。かかりつけの病院の医師がこの指定医であるかを確認し、受診して診断書・意見書を書いてもらいます。
  3. 必要書類の提出(申請手続き):以下の書類を揃えて、川口市役所障害福祉課または各支所の窓口に提出します。
    • ・身体障害者手帳交付申請書
    • ・指定医が作成した身体障害者診断書・意見書(作成日から原則3ヶ月以内のもの)
    • ・ご本人の顔写真(縦4cm×横3cm、脱帽・上半身、1年以内に撮影したもの)
    • ・マイナンバー(個人番号)が確認できる書類および本人確認書類
  4. 手帳の交付と説明:提出された診断書をもとに、埼玉県や川口市において審査が行われ、手帳が発行されると、申請者のもとに通知が届きます。指定された窓口(障害福祉課等)に出向き、手帳の交付を受けます。その際、あなたが受けられる具体的な福祉サービスについて詳しい説明がありますので、疑問点はすべて確認しておきましょう。
用語解説:15条指定医(じゅうごじょうしていい)

身体障害者福祉法第15条第1項に基づき、都道府県知事(川口市の場合は川口市長)が指定した、身体障害の診断を行い公的な診断書を作成できる特別な医師のことです。一般の医師では手帳用の診断書を作成できないため、事前に必ず確認が必要です。

孤独や生活の不安を一人で抱えないで!川口市と国が提供するセーフティネット

病気や介護、障害に加えて、収入が途絶えてしまったり、どこにも相談できずに孤立してしまったりすることは、精神的にも大きな負担です。川口市や国は、健康や福祉の申請窓口のほかに、生活全般を支える強力なセーフティネットを用意しています。

5-1. 生活にお困りの方向けの相談窓口と「生活保護」

「病気で働けなくなり、日々の生活費や医療費が払えない」「家賃の支払いが滞り、住まいを失うかもしれない」といった深刻な経済的危機に対しては、川口市役所の「生活福祉課」などの相談窓口が対応します。

生活に困窮している方のための最後のセーフティネットとして、国の制度である「生活保護(せいかつほご)」が存在します。生活保護は、最低限度の生活を保障し、自立を助長する制度です。受給者には、生活費(生活扶助)だけでなく、医療費(医療扶助)や介護費(介護扶助)も公費から支給・免除される仕組みが整っています。

また、厚生労働省委託事業である「暮らしに関するお困りごと相談窓口(みんなつながるネット)」などを通じて、就職や家計、住まい、引きこもりなどの多角的な悩みに寄り添う相談窓口も紹介されています。ひとりで抱え込まず、プロフェッショナルな相談員に状況を打ち明けることで、使える全ての制度を組み合わせて生活の再建を図ることができます。

5-2. 心の健康を守る「かわぐちメンタルヘルスガイド」

心身のバランスを崩したとき、周囲に相談しづらい心の不安に対して、川口市は「かわぐちメンタルヘルスガイド」を公開しています。うつ病や不眠、パニック障害、アルコール依存、介護によるうつ状態など、心の不調を感じた際、どこに相談すれば最も適切な治療や福祉援助に繋がるかが分かりやすくまとまっています。

5-3. 最適なリハビリ科のある病院を検索できる「医療情報ネット」

埼玉県内や川口市内で、自分に必要な診療科(整形外科、リハビリテーション科、脳神経外科、精神科など)や、車椅子で通えるバリアフリー設備が整った医療機関を探したいとき、埼玉県が提供する「医療情報ネット(ナビいっと)」が強い味方になります。最新の医療機関情報を24時間検索できるため、通いやすく頼れる主治医やリハビリ外来を見つけるのに最適なツールです。

【明日からできる】あなたや家族を救うためのネクストアクション3ステップ

ここまで多くの公的制度やリハビリの仕組みを紹介してきましたが、「たくさんありすぎて、結局何から始めたらいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
そこで、明日から実際に起こせるアクションを3ステップにまとめました。この順番に沿って、少しずつ進んでみましょう。

ステップ1:現状の「困りごと」や「身体の様子」をメモに書き出す(整理する)

まずは焦らずに、ノートやスマートフォンのメモ機能などに現状を書き出してみましょう。

  • リハビリについて:「病院でのリハビリがもうすぐ終わると言われたが、歩く練習を続けたい」
  • 介護について:「親が一人でお風呂に入れなくなった」「ケアマネジャーってどこで紹介してもらうの?」
  • 障害について:「手足が動かしづらくなり、身体障害者手帳を申請できるレベルなのか知りたい」

これを文字にして整理しておくだけで、相談窓口で状況を説明する際に、自分の要望を格段に伝えやすくなります。

ステップ2:必要な情報を手元に用意する(準備する)

次に、窓口へ連絡や訪問をする前に、以下の最低限の持ち物やデータを確認しておきましょう。

  • お持ちの保険証(健康保険証、マイナンバーカードなど)
  • ご本人、ご家族の生年月日や住所が確認できるもの
  • 現在通院している場合:主治医(病院名・担当医師名)、病名、お薬手帳
  • 印鑑や本人確認書類

すべてが完璧に揃っていなくても相談自体は可能ですが、これらを用意しておくことで、その場での手続きや具体的な案内が非常にスムーズに進みます。

ステップ3:川口市の専門窓口や地域包括支援センターに連絡する(行動する)

準備ができたら、いよいよ相談です。窓口へのアクセスは以下の通りです。

  • 介護や日々の生活リハビリに関する最初の相談:まずは最寄りの「地域包括支援センター(よろず相談窓口)」に電話しましょう。川口市ホームページ等から、お住まいの住所ごとに担当するセンターを簡単に調べることができます。
  • 障害や手帳、リハビリ福祉機器(補装具)に関する相談:川口市役所本庁舎の「障害福祉課」(または各支所の福祉窓口)へご連絡ください。
  • 国民健康保険や高額医療費に関する相談:川口市役所本庁舎の「国民健康保険課」へご連絡ください。
窓口の受付時間

川口市役所の福祉・健康関連窓口の受付時間は、月曜日から金曜日の午前9時00分から午後4時30分までとなっています(祝日、年末年始、休日を除く)。お電話をかける際や窓口を訪問する際は、この時間帯に合わせて問い合わせを行いましょう。

専門用語クイック辞書(これだけは知っておきたい用語集)

記事の理解をより深めるために、福祉とリハビリで頻出する重要な専門用語の解説をまとめました。

  • ADL(日常活動動作 / Activities of Daily Living):起床、洗顔、食事、着替え、入浴、トイレ、移動など、人間が独立して社会生活を送るために必要な「最低限の基本的な日常生活動作」を指します。リハビリや介護認定の指標として最も重要視されます。
  • IADL(手段的日常生活動作 / Instrumental Activities of Daily Living):ADLよりも複雑な動作。掃除、洗濯、料理といった家事や、買い物、金銭管理、服薬管理、公共交通機関の利用、電話の応対など、「地域社会の中で自立して暮らすための応用的な動作」を指します。
  • フレイル(Frailty):加齢に伴い、筋力や活動、認知機能などの心身の活力が低下した状態。健康な状態と「要介護状態」の中間に位置し、早期の食事改善やリハビリ、適度な運動を取り入れることで、元の健康な状態に戻す(可逆的である)ことが可能です。
  • レスパイトケア(Respite Care):日常的に介護を行っているご家族(介護者)が一時的に介護から解放され、休息をとれるように支援するサービス。デイサービスやショートステイ(短期入所)の利用がこれに該当します。
  • 高額介護サービス費(こうがくかいごさーびすひ):医療保険の「高額療養費」の介護保険版です。1ヶ月に支払った介護サービスの自己負担額の合計が、所得に応じた上限額を超えた場合、その超えた分が申請により払い戻されます。
本記事のまとめ
  • 医療保険リハビリには日数の上限があり、介護保険リハビリは要介護認定を受ければ期限なく継続できる
  • PT・OT・STそれぞれの専門性を理解すると、自分に合ったリハビリを選びやすくなる
  • 身体障害者手帳を取得すると、医療費軽減や補装具助成など多岐にわたる支援を受けられる
  • 迷ったら、まず地域包括支援センターや川口市の各窓口に相談することが最初の一歩になる

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参考文献
  1. 埼玉県公式ホームページ トップページさいたま介護ねっと医療情報ネット(医療機能情報提供システム)各種相談窓口案内
  2. 川口市公式ホームページ トップページ国民健康保険・後期高齢者医療保険介護保険のご案内高齢者の方へのサポート情報障害のある方への福祉サービス生活にお困りの方の相談窓口かわぐちメンタルヘルスガイド手続きガイド
  3. 厚生労働省公式ホームページ トップページ医療保険制度の概要マイナンバーカードの健康保険証利用について介護・高齢者福祉障害者福祉への取り組み暮らしに関するお困りごと相談窓口「みんなつながるネット」
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この記事の著者

リハマッチ運営局

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プロフィール詳細

リハビリのセラピスト(国家資格保持者)と当事者を直接繋ぐプラットホームを運営。
リハビリ業界の将来を見据え、サービスの在り方に真剣に向き合いつつ、新しい働き方を創造していく取り組みを行っている。
https://www.reha-match.com/

Instagram
https://www.instagram.com/rehamatch_official?igsi=ZzUzNjBhajVnZDU5&utm_source=qr

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